◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 最終日(26日、米メリーランド州コングレッショナルCC=6894ヤード、パー72)
35位から出た畑岡奈紗(23)=アビームコンサルティング=は、4バーディー、1ボギーのベストスコア69で通算1アンダー、4打差の5位に入った。笹生優花(21)=フリー=は77と崩れ、72の西郷真央(20)=島津製作所=とともに4オーバーの30位。75の田仁智(チョン・インジ、韓国)が5アンダーで、メジャー3勝目、ツアー4勝目を初日から首位を守る完全優勝で果たした。
畑岡は最終日に優勝争いの1番からではなく“裏街道”と呼ばれる10番スタートで最初の組だった。「優勝争いしたいと思ってやっているのに真逆のところにいる」と悔しい思いをぶつけた。フェアウェーを外したのは1度だけ。この日ベストの69と追い上げ、18年の2位、20年の3位に続く大会3度目のトップ5。「アンダーパーに戻して試合を終えることができ良かった」と喜んだ。
大会を通しては「なかなかチャンスにつけられないことが多く、特に昨日のラウンド(75)が悔しい」と反省。第3日後は練習をせず、大会中に訪れるのは珍しいというラーメン店で気分転換したと明かした。この日は風が吹いた後半に3つ伸ばした。次戦は7月21日開幕のメジャー、エビアン選手権(フランス)。「自分の中で良くなった感覚を、しっかり安定して出せるように」と前向きに話した。