原英莉花、池ポチャ&ダボでも単独首位キープ!「心折れずに前向きにプレーできた」3連続バーディーで復活


3番、ティーショットを放つ原英莉花(カメラ・小泉 洋樹)

3番、ティーショットを放つ原英莉花(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ▽ニトリレディス 第3日(27日、北海道・小樽CC=6655ヤード、パー72)

 原英莉花(23)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの71と粘り、通算9アンダーで単独首位をキープ。強風に苦しんだが、一時3オーバーから巻き返した。初日から首位を譲らない完全優勝達成なら、自身2度目となる。さらに、これまで4日間大会の完全Vを複数回達成した日本人選手は過去2人だけしかいない。史上3人目の快挙へ、難関・小樽を冷静に攻略する。

 第3ラウンドは序盤から小樽の海風が舞った。原は2番で3ウッドの第1打を左の池に入れ、ダブルボギー。4番もボギーで、序盤から暗雲が垂れ込め「出だしでバタバタした」と、一時は首位を明け渡した。それでも奮起。7番から5メートル、7メートル、4メートルの3連続バーディーを奪い、流れを引き戻した。

 終盤の17番は、4・5メートルを沈めて3日連続のバーディーを奪い右拳を握った。アンダーパーの71と粘り、単独首位を堅持。「スタートを考えたらすごく良かった。心折れずに前向きにプレーできた」と振り返った。「風や自然のものは変えられない」と冷静さを保ち、「しっかり距離と球筋をイメージすることができた」と、難コースで崩れず立て直せた要因を分析した。

 前週、今季2度目のトップ10入り。腰の状態が上向き、夏場にようやく復調の兆しをつかんだ。「ショットに自信を持てるようになってきた」。この日はフェアウェーキープ率85・71%(3位)、パーオン率88・89%(1位)をマーク。「小さい頃から『遠くに飛ばしたい』『ピンに寄せてバーディーを取りたい』と思って、そのために練習しようと(今は)思えている」と初心に帰り、心境面も充実してきた。

 初日から首位を譲らない完全優勝なら、20年JLPGAツアー選手権に続き自身2度目。4日間大会の完全Vを複数回達成した日本人選手も過去に森口祐子、宮里美香しかいない。史上3人目の偉業を近づけた原は、「自分がどれだけバーディーを取り、つらい時に耐えるか。どう攻略するか考えてプレーすれば、欲や弱さに気を取られなくて済む」と強調した。

 小樽は15年にアマチュアでツアーデビューした思い出の舞台。今季初Vと昨年11月以来の5勝目へ、「優勝に向けて頑張りたい」。2差の2位は5人の大混戦。油断はない。ホールアウト後は日没まで練習場でショットを打ち込み、頂点への執念をにじませた。(岩原 正幸)

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