木下稜介、再出発の2差暫定5位発進 「LIV招待」参戦で米ツアー出場停止「気合を入れ直してトライしたい」


2日、富士桜CCで男子ゴルフのフジサンケイクラシックの第2日をプレーした木下稜介

2日、富士桜CCで男子ゴルフのフジサンケイクラシックの第2日をプレーした木下稜介

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第2日(2日、山梨・富士桜CC=7541ヤード、パー71)

 降雨による約1時間52分の中断のため、日没順延となった。通算2勝の木下稜介(31)=ハートランド=が4差14位で出て、パットがさえて70で回り、通算4アンダーで2打差の暫定5位に浮上した。サウジアラビア政府系ファンドが支援する超高額賞金の「LIV招待」に参戦した影響で10月の米ツアー、ZOZOチャンピオンシップ(13日開幕・千葉)は出場停止に。今年中は、希望する米下部ツアー予選会への挑戦が認められない可能性も出てきた。

 雄大にそびえる富士山が雨雲に隠れる中、LIV帰りの木下が存在感を示した。3戦前から投入したマレット型の新パターで不調だったグリーン上を克服。「球がつかまる感じで感覚も良くなった」と12番で6メートル、15番で1メートル、17番で2メートルを沈めて伸ばした。

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構によると、1日までに米男子ツアーから今年、LIVに参加した日本ツアー選手に対し、ZOZO―を含めた年内米ツアー主催競技に出場停止とする通達が届いたという。木下は6月からLIV3試合に出場。14位、24位、38位で計約8224万円を稼いでいた。今回の決定に「米ツアーが決めたことなので、受け入れるしかない」と唇をかんだ。

 昨年の日本ツアー選手権森ビル杯で初優勝。5年シードを獲得して今秋、米下部ツアー予選会挑戦を予定していた。だが関係者によると、同予選会も米ツアー主催競技のため、22年の予選会への出場が認められない可能性もあるという。

 木下は「最終的な目標は米ツアー。9月以降のLIVには出場せずに夢を追いかける。もう一度、気合を入れ直してトライしたい」と意欲。今季賞金ランク20位(約1516万円)の31歳は、米ツアー並みの総距離を誇るモンスターコースで再出発を図る。(榎本 友一)

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