8打差単独首位で独走の山下美夢有「毎試合優勝を目指してやってます」


16番、ティーショットを放つ山下美夢有(カメラ・小泉 洋樹)

16番、ティーショットを放つ山下美夢有(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 第2日(24日、宮城・利府GC=6491ヤード、パー72)

 初日にツアー新記録の「60」をマークした山下美夢有(加賀電子)が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算17アンダーで2位に8打差をつけて単独首位を独走。初日から首位を走っての自身2度目の完全優勝&初のノーボギーVにも王手をかけた。

 山下は5番までに3バーディーを重ね、後半も2バーディーと5つスコアを伸ばした。「前半はショットが安定してよかったが、後半は風が出てきて左右に曲がっていた。パットは良い感じで、距離感がよかった」とうなずいた。60を出した翌日の心境を「今日は今日なので切り替えて。アンダーパーで回れたらいいなという感じで思っていた」と振り返った。

 前週は6位で、ツアー歴代4位に並ぶ11戦連続のトップ10入りを継続中。6月の宮里藍サントリーレディス以来の今季3勝目&ホステスVにも大きく前進した。ポイントランクでも首位を走る21歳は「毎試合優勝を目指してやってます」と、きっぱり。前日はオフにアプローチなどを教わる通算48勝の中嶋常幸から「周りはあまり気にせず、しっかり自分のプレーに集中してやらないとな」と激励を受けた。

 8打差首位で迎える最終日へ、山下は「攻めのゴルフをして、チャンスが来たらバーディーを取れるようにしたい」と気合を入れた。

 ◆山下が達成する可能性のある主な記録

 ▼54ホールの最少優勝ストローク記録 これまでの記録は03年ミズノクラシックでアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)がマークした24アンダー

 ▼自身初で史上14人目のノーボギー優勝

 ▼5月のワールドレディスサロンパスカップ以来2度目の完全優勝

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