史上6人目アマチュアV!東北福祉大4年主将、蝉川泰果が涙の初V「啓太に追いつき、追い越したい」


4番、パーパットを決め、ギャラリーの拍手に応える蝉川泰果(カメラ・馬場 秀則)

4番、パーパットを決め、ギャラリーの拍手に応える蝉川泰果(カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー ▽パナソニックオープン 最終日(25日、兵庫・小野東洋GC=7113ヤード、パー72)

 首位から出たアマチュアの蝉川泰果(たいが、東北福祉大4年)が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算22アンダーでツアー初優勝を飾った。1973年のツアー制施行後では、昨年のこの大会の中島啓太(フリー)に続く、史上6人目のアマVを果たした。兵庫県出身の21歳が、地元で快挙を達成した。

 前半9ホールは2バーディー、1ボギーで1つしか伸ばせず、折り返し時点で首位を明け渡した。しかし、13番から圧巻の5連続バーディー。混戦を抜け出すと、最後の18番は約2メートルのパーパットを外して苦笑いしたが、優勝を決めるボギーパットを沈め涙を流した。グリーンを引き上げる際には、グリーン脇で待ち受けた昨年覇者、同学年で日体大主将の中島と歓喜の抱擁。自身ツアー18戦目で、初の栄冠となった。

 蝉川は「(中島)啓太の存在は大きく、いつか追いつきたい、追い越したいという気持ちがあった中で、啓太が去年優勝した大会で優勝できてうれしい。地元の方が結構、応援に来て下さり、力になって優勝できた」と感謝した。

 1差4位から出た岩崎亜久竜(フリー)が6バーディー、ボギーなしの通算21アンダーで2位。

※数字は速報値。

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