馬場咲希、初メジャーへ「全米アマの時のようにいいプレーを」予選Rは勝、西郷と同組に「ドキドキ」


掛け声にピースサインで応えるアマチュアの馬場咲希(カメラ・今西 淳)

掛け声にピースサインで応えるアマチュアの馬場咲希(カメラ・今西 淳)

 国内女子プロゴルフツアーの今季メジャー第3戦、日本女子オープンは29日から4日間、千葉・紫CCすみれC(6839ヤード、パー72)で行われる。特別承認で出場するアマチュアの馬場咲希が28日、多くのギャラリーが見守る中、練習ラウンドで最終調整を行った。初メジャーに向け「伝統ある大会に出場させていただけるのがうれしい。(優勝した)全米アマ(選手権)の時はいいプレーができたので、今回もいいプレーができるように。しっかり4日間戦いたいと思っています」と言葉に力を込めた。

 開幕前日はツアー通算16勝のテレサ・ルー(台湾)、同じ飛ばし屋で同5勝の渡辺彩香と同組で回った。「お二人とも飛距離が出る選手で、すごく球が高くて。渡辺さんは『球が止まる』と話していた。私も将来(アイアンで)高く打って、止める球が打ちたい。学ぶ事が多かったです。あと高い球を打つ選手の狙い方も勉強になりました。組み合わせが本当に幸運でした」とトッププロの先輩2人から多くの事を学び、充実した表情だ。

 8月の全米女子アマ選手権優勝後、がい旋試合となった前回出場したツアー、住友生命レディス 東海クラシックでは通算4オーバーで予選落ち。「ショットが曲がってしまっていて、スイングもぶれていました」と反省。今大会でキャディーを務める坂詰和久コーチと、入念に調整を図ってきて「調子は悪くない」と状態を上げてきた。

 29日、30日の予選ラウンドは昨年大会覇者の勝みなみ、今季ツアー5勝でメルセデス・ランク2位につける西郷真央との注目組で回る。「ドキドキなところもあるけど、こんな組み合わせでラウンドできる事はないのですごく楽しみです」と胸を高鳴らせた。17歳の新鋭が、国内最高峰の舞台で躍動する。

最新のカテゴリー記事