星野陸也は初の大会ホストプロVでの恩返しを誓う 「今年はまだ勝っていないので。ホスト優勝できたら」


大会ホストプロの星野陸也が興和商品をPRする (カメラ・豊田 秀一)

大会ホストプロの星野陸也が興和商品をPRする (カメラ・豊田 秀一)

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック プロアマ日(28日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 大会主催の「興和」と所属契約する大会ホストプロの星野陸也は、プロアマ戦などで最終調整。自身初のホストプロ優勝を誓った。

 2021年から所属契約を結び、初のホスト大会となった昨年は、通算8アンダーの9位となった。「本当に緊張しましたね。(予選カットラインがちらついた)第2ラウンドの後半は、(全力でクラブを)振りましたもん。人生初のホスト大会で予選落ちだけはまずいな、と思って。良い思い出ですね」と苦笑いで振り返った。

 興和の広告塔として、米男子ツアー歴代最多82勝のタイガー・ウッズ(米国)、2019年AIG全英女子オープン覇者・渋野日向子とともに全国各地のゴルフ場近くにある、巨大看板に起用されている。約1か月前に撮影したそうで「自分なんかがいいのかな、と。すごいうれしい気持ちになりました。もっと頑張ろうと思いましたね」と目を輝かせた。

 今季序盤は6戦連続トップ10入りと好調な滑り出し。ところが、6月以降は8戦連続でトップ10に入れず。「海外メジャーに行ってから移動で体重が減ったりとか、体調の部分で調整がうまくいっていなくて」と明かした。7月の全英オープン帰国時にキャディーバッグがロストバゲージとなった。しばらくエースクラブが手元に戻らず「サブクラブやっていた。ティーショットが曲がっていて。でも、先週から新しいドライバーに変えて、調子も戻って来たので」と復調を強調した。

 10月10日時点の賞金ランク5位までに入れば、11月の米男子下部ツアーの最終予選会に出場する予定。現在、圏内5位とは約360万円差の10位で「正念場なので何としても頑張らないと」と力を込める。ツアー屈指の難コースを前に「ティーショットがキーになる。グリーンの硬さや速さもあるので今週は面白いと思う」とうなずいた。

 この日のプロアマ戦では大会カラーの緑色のウェアを着用。「初日と最終日も緑でいこうと思っています」。報道陣には「元気になりますよ」としっかりPRもしながら、ゼリー状ドリンクの疲労回復&栄養補給の「Q&Pコーワαチャージ」を差し入れた。18年から4年連続で通算5勝の26歳は「今年はまだ勝っていないので、ホスト優勝ができたらいいなと思います」と闘志も燃やす。大会ホストプロとしてプレーも、それ以外の部分でもギャラリーや大会を盛り上げる。

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