R&AとJGAが共同会見、一般&女性ゴルファー増進図る


 日本ゴルフ協会(JGA)と全英オープンなどを主催するR&Aが28日、日本女子オープンの会場でゴルフ振興に関する共同記者発表を行った。「ゴルフと健康」「女性とゴルフ」をテーマに、双方が手を取り合って展開していく。会見に出席したJGAゴルフ振興推進員本部副本部長の吉田裕明氏は「認知症予防のプロジェクトから手をつけていきたいと考えている」と見据えた。同席したスポーツ庁の星野芳隆・審議官も「この取り組みは時期にかなったもの」と評価した。

 2016年にR&Aが「ゴルフと健康」を推進。JGAも昨年4月にゴルフ振興推進本部を設置し、国内で推進を図ってきた。R&Aのドミニク・ウォール・アジア太平洋ディレクターは、独自の研究結果で健康寿命が延びている事などを例に挙げ「日本はゴルフ場の数から重要なマーケット。グローバルに推進していきたい」と思いを明かした。

 また、R&Aは女性ゴルファーの増進にも力を注いでいる。16年に女性ゴルフ憲章を制定。ゴルフ界で働く女性の地位向上を図ってきた。現在は世界中で1200を超える団体が参加し、JGAも19年2月に署名し、同協会の役員の女性の比率を引き上げるなど、改革してきた。会見に出席したJGAゴルフ振興推進本部副本部長の平山伸子氏は「2023年6月6日に(ゴルフ交流の場を設けるイベント)Women’s Golf Day(ウィメンズ・ゴルフデイ)を開催します」と示した。

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