恒例のドラコンはチャン・キム(米国)が348・9ヤードで3連覇 河本力はまさかの記録なし


ドライビングコンテストで優勝したC・キム

ドライビングコンテストで優勝したC・キム

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 第3ラウンド後に1番手ティーグラウンドで「ドライビングコンテスト supported by ニュータス」が8選手が参加して行われ、チャン・キム(米国)が348・9ヤードで3連覇を達成し、優勝賞金50万円を獲得した。

 強い西日が照らす中、ツアー屈指の飛距離を誇る塚田陽亮、岩崎亜久竜、清水大成、亀代順哉、星野陸也、幡地隆寛、河本力、チャン・キム(米国)の「飛ばし屋」8選手が出場。1人2球でロープ内に打った球を計測する方式で競った。

 最後に登場したキムが2球目を強振し、快音を残してフェアウェーのど真ん中へと運ぶと確信歩き。圧巻の348・9ヤードのビッグドライブに、見守ったギャラリーからも大きな拍手が降り注いだ。

 岩崎が右ラフに運んで330・2ヤードで2位。星野が324・9ヤードで3位。清水が319ヤードで4位、幡地が315ヤードで5位、塚田が305・1ヤードの6位となった。亀代と河本は2球とも計測ロープ外に飛んでしまい「記録無し」となった。

 平均飛距離326・58ヤードでツアー1位。優勝候補筆頭の河本は「皆さんが見たことのない数字を見せたいなと思います」と打つ前にマイクで宣言。会場内の観客を大いに盛り上げたが、全力で振った2球とも左林に曲げてしまい、まさかの「記録なし」に183センチ、94キロの巨体をがっくりと折り曲げた。

 ラウンド中も愛用するドライバーで臨んだが「自分のクラブがこんなに軟らかいと感じたのは初めて。テンションが上がって(思い切り)振っちゃったっす、ボールは見えなかったっす。めちゃくちゃ悔しいです、マジで」と苦笑い。首位の桂川有人との4打差を追って、最終組で8月以来の2勝目に挑む最終日に向けては「しっかりと幅におさめてテンションを上げないように」と自分に言い聞かせて、練習場へと急いだ。

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