ゴルフ界屈指のプロレス好き・桂川有人はアントニオ猪木さんの訃報に 「ビックリですよね…」


18番、バーディーパットを沈めギャラリーの声援に応える桂川有人

18番、バーディーパットを沈めギャラリーの声援に応える桂川有人

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 ツアー1勝で地元・愛知県出身の桂川有人(国際スポーツ振興協会)が3打差の単独首位で出て、6バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算15アンダーの単独首位をキープ。4月以来の今季&通算2勝目に王手をかけた。

 初日からショットの好調を維持し、前半3つ伸ばすなど、ボギーなしの快調なプレーを続け、一時は後続に7打差をつけて独走態勢を築いた。「ずっとリーダーズボードを見ていなくて、自分のプレーしていけるだけいきたい」と自分のプレーだけに集中した。

 ところが、名物難関パー3の16番で落とし穴にはまった。6アイアンで「真ん中を狙った」と放った第1打はグリーン右の斜面へ。まさかのロストボールで、3オン2パットのダブルボギー。2位の河本力とは4打差となった。

 この日のラウンド後に猪木さんの訃報を耳にした。プロレス好きの23歳は「いや、ビックリですよね」とショックの様子。高校1年から新日本プロレスのファンだが、猪木さんのリングで闘う姿は見たことがなかったという。「オカダ・カズチカさんがマイクパフォーマンスで猪木さんにリングに上がって下さい、と言っていたので、リングに上がって欲しいなと思っていました」と、プロレス界のレジェンド「燃える闘魂」の早すぎる逝去を悼んだ。

 4打リードでの最終日最終組。大会最少ストローク記録(14アンダー)の更新への期待も高まる。「この3日間と同じで伸ばしていって、ぶっちぎる気持ちでいかないと」と猪木さんへの弔い星を誓っていた。

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