古江彩佳、米ツアーは「楽しい」 11日早朝4時に帰国→練習ラウンド、連覇に意欲


18番、ホールアウトし笑顔の古江彩佳 (カメラ・小泉 洋樹)

18番、ホールアウトし笑顔の古江彩佳 (カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ▽富士通レディース(14日~16日) プロアマ日(13日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6689ヤード、パー72)

 日米ツアー通算8勝で、大会主催の富士通所属のホステスプロ・古江彩佳がプロアマ戦で最終調整を行った。アマチュア優勝を遂げた2019年、昨年に続く大会3勝目へ「まずは予選を通過して上位で争っていけるように。大会を盛り上げられるように頑張りたいです」と強い思いをにじませた。

 昨年の予選会を通過し、今季から世界最高峰の米女子ツアーを主戦場とする。7月のスコットランド・オープンで同ツアー初優勝後、国内がい旋試合となった。「ルーキーイヤーでまさか優勝できると思っていなかったので、本当にびっくりしたし、うれしいなという気持ち」と振り返る。約3か月ぶりの国内ツアー出場となり、同い年の西村優菜ら仲間と再会した。

 前週の米女子ツアーを終え、今大会に向けて11日の早朝4時に羽田空港に帰国。その足で午前7時頃には会場入りし、「日本のキャディーさんも久々で、ショットの飛距離も少しは伸びているので、距離感を合わせたかったのと下見を兼ねて」と、その日はハーフの練習ラウンドをこなした。ハードな日程に思えるが、「時差ボケはすこーしだけ。向こうでは移動が長いので(こういう日程は)当たり前になってくる感じはあります。しっかり寝れば(調子は)戻ってくる」とたくましさも見せた。

 米女子ツアーではルーキーシーズンで7月の優勝を含め、トップ3が3度。ショット、パットの安定性を武器に、活躍を見せる。「最初は予選通過するのも大変だと思ったけど、そこはクリアしてぼちぼち」とし、特に「必要」というグリーン周りのショットのバリエーションが増えた事に成長を実感する。また、毎週初めてのコースを経験するが「楽しい」の方が上回るといい「新しい経験がどんどんできて楽しいし、いろんなプレイヤーと、本当少しですけど会話できたり、楽しめていますね」と笑顔を見せる。来季同ツアーの出場権を懸けた最終予選会に勝みなみ、西村が挑戦を表明したが、「頑張って欲しい。日本勢が増えるのは楽しみ」とうなずいた。

 14日の初日は同じミレニアム世代で、日本ツアー2勝の吉田優利、8月の全米女子アマチュア選手権を制した17歳のアマ・馬場咲希と同組で回る。久々の日本で「焼き肉と、おすしが一番食べたいな」と英気を養い、日本のファンに成長した姿を示す。

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