渋野日向子、11番の「+4」は「プッチーン、カッチーン」も72で終える


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー BMW女子選手権 第3日(22日、韓国・オークバレーCC=6647ヤード、パー72)

 第3ラウンドが行われ、30位から出た渋野日向子(サントリー)は4バーディー、1クアドラプルボギーの72で回り、通算2アンダーでホールアウトした。後ろの組はまだプレー中となっている。

 渋野は前半で2つ伸ばすと、11番パー4でトラブルに見舞われた。第1打を左の林に打ち込み、紛失球(ロストボール)となった。暫定球がバンカーにつかまると、1打で脱出できず、結局6オン、2パット。このホールで8打を要し、痛恨のクアドラプルボギーを喫した。それでも13番で約3メートルにつけてバーディー。15番ではアプローチを寄せてのバーディーでスコアを戻した。

 ラウンド後のWOWOWのインタビューでは「すごいいい内容のゴルフをやっていた中で、(11番の第1打で)ロストしてしまって、そこで『8』を叩いたのはすごく残念ではあったけど、その後はちゃんとイーブンまで戻すことができて良かった」とホッとした表情を見せた。ただ、8打を要した11番については「グリーン上に行くまでは結構プッチーン、カッチーンだったので…最近で一番キレました」と悔しさを隠しきれなかった。

 その中でも課題とするショットの距離感に関しては「今日が一番良かった」とうなずく。最終日へ「明日こそ60台を出したい。もう少し内容的にもいいゴルフができるように頑張りたい」と意気込んだ。ただ、やはりショットの感触がつかめてきた中で4バーディーを奪っていただけに、11番だけは悔やまれたのか、インタビューの最後に「8って何? 」と苦笑いで言い残して、その場を後にした。

 大会は4日間予選カットなしで行われる。

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