岩崎亜久竜、初Vいける ベストスコア63で2差3位浮上 松山英樹との練習からアプローチ鍛え成果


9番、ティーショットを放つ岩崎亜久竜(カメラ・馬場 秀則)

9番、ティーショットを放つ岩崎亜久竜(カメラ・馬場 秀則)

◆男子プロゴルフツアー 平和PGM選手権 第3日(29日、茨城・PGM石岡GC=7039ヤード、パー70)

 ウェーティング枠から繰り上がり出場で11位スタートの岩崎亜久竜(あぐり、24)=フリー、写真=が8バーディー、1ボギーでベストスコア63をマークし、通算13アンダーで2打差3位に浮上した。今季トップ10入り7度で賞金ランキングは9位。最終戦の日本シリーズJTカップ(12月1~4日・東京よみうりCC=報知新聞社主催)出場は決定的だが「勝って出たい」と初優勝へ闘志を燃やした。64で回った星野陸也(26)=興和=が15アンダー単独首位に浮上。今季初優勝に王手をかけた。

 前半はパットで伸ばし、後半はショットで稼いだ。岩崎は8つのバーディーを重ねた63のビッグスコアに「調子はよくなっている。勝ちたいです」。ためらうことなく笑顔で言った。

 2週前のZOZOチャンピオンシップで、マスターズ覇者の松山英樹と練習ラウンドをした。「もっと練習を頑張らないといけないという気持ちになって意欲が増した」。アプローチ練習に割く時間を増やした。「いつもならボギー」という2番のバンカー越えの40ヤードのアプローチを1メートル半につけてパーをセーブするなど、早くも成果が出た。

 日本シリーズJTカップは賞金ランクで出場が決定的だが、ツアー勝者として乗り込みたい。「めちゃくちゃ勝って行きたいです。一打一打に集中したい」。欠場者が出て出場が決まったのは開幕前日の26日。3度目の最終日最終組で、勝機をものにする。(高木 恵)

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