上田桃子、母の誕生日に「68」で首位堅持「最終日も母が喜ぶゴルフを」 山下美夢有が2差3位


7番、ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・渡辺 了文)

7番、ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・渡辺 了文)

◆全米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック 第3日(5日、滋賀・瀬田GC北C=6616ヤード、パー72)

 第3ラウンドが行われ、上田桃子が7バーディー、3ボギーの68をマークし、通算14アンダーで単独トップを堅持した。2007年、11年大会に続く日本人最多の大会3勝目に挑む。

 この日は会場で応援した母・八重子さんの73歳の誕生日。上田はそんな思いも胸に、持ち前の耐えるプレーで首位を守り「そんなに調子は良くなかったけど、我慢できた一日。母がどういうプレーが好きか分かっている。前向きに気持ちを切り替えてゴルフしていたのは伝わっていたと思うし、そういうゴルフは好きだから、喜んでくれていると思う。最終日に勝ったら最高だけど、母が喜ぶゴルフをすれば、結果はいい方向にいくと思うので、それをしきれればなと思います」と気持ちを込めた。

 首位と4打差の8位で出たジェマ・ドライバーグ(英国)が65をマークし、13アンダーで1打差の2位。国内で活躍度を示すメルセデスランク1位の山下美夢有が69で回り、12アンダーで2打差の3位につけた。

 12月の米女子ツアー最終予選会に参戦を表明している西村優菜が67と伸ばし、10アンダー。藤田さいき、小祝さくら、海外メジャー1勝のイ・ジョンウン6(韓国)、リン・グラント(スウェーデン)が4打差の4位に並んだ。

 昨年大会覇者の古江彩佳は70で回り、9アンダーで9位。18年大会覇者の畑岡奈紗は67と伸ばし、4アンダーで28位。渋野日向子は72で回り、イーブンパー58位だった。

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