上田桃子、4月以来の2勝目へ自己ベストタイ64、前週の反省生かし「しっかり強い気持ちで」


17番、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ上田桃子、通算13アンダー単独首位に立った(カメラ・小泉 洋樹)

17番、大勢のギャラリーの前でティーショットを放つ上田桃子、通算13アンダー単独首位に立った(カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー 伊藤園レディス 第2日(12日、千葉・グレートアイランドC=6741ヤード、パー72)

 2位から出た上田桃子(ZOZO)が1イーグル、7バーディー、1ボギーのこの日ベストスコア64をマーク。通算13アンダーに伸ばし、2位の山下美夢有に2打差の単独首位に浮上した。4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン以来の今季2勝目を狙う。

 上田は前半の5番パー5で左ラフからチップインイーグル。10番もグリーン右からチップインバーディーを奪った。ともに新しいウェッジが効果を発揮し「今日のラッキーアイテムになった」と表情を緩ませた。

 全体についても「先週からしっかりショットの悪い部分が修正でき、ミスを最小限にカバーできている。ボギーが少なく、チャンスでバーディーが取れたのが要因」とうなずいた。64はツアー自己ベストスコア(過去4度)にも並んだ。

 前週のTOTOジャパンクラシックは第3日まで首位を守ったが、最終日に74と失速し、5位で大会3勝目を逃した。「優勝を意識しないように、と思い過ぎて、逆に積極性に欠けた。メンタル(面)でやられていた」と反省した。今週も逃げ切りを目指す同様の状況に「絶対に(優勝を)気にすると思うので、流れのままに任せたい」と強調。「しっかり強い気持ちでチャレンジしたい。久々にワクワクします」と視線を上げた。

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