
これまでの人生で一番明るい「金髪」にしたと明かす原英莉花。来季は開幕から優勝を狙う
女子ゴルフでツアー通算4勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が11日、小田急百貨店新宿店(東京・新宿区)で行われた契約を結ぶパーリーゲイツ&マスターバニーエディションのイベントに出席し、子供連れから年配の夫婦までの40組のファンと写真撮影やサインをするなどして交流を楽しんだ。
SNSで告知後、担当者が「参加券はあっという間になくなりました」というイベント。原は11月のツアー、大王製紙エリエールレディスで着用した「虎柄」のキャップと同じものをかぶった赤ちゃんを抱き上げたり、この日、おそろいのウェアで参加した少女が原に会えたうれしさから泣き出す場面もあり、原自身もうれしそうに、楽しい時間を過ごした。「もう泣いちゃいます…。うれしい。同年代の女性の方にも応援していただいているんだなと思えてすごいうれしかった。『あの時のイーグルで感動した』とか、言葉をいただくと頑張っていきたいなと思えます」と感謝した。
19年から21年までツアーで4勝を重ねた原だが、今季は未勝利に終わった。「勝ちがないことについては、悔しいシーズンではあった」。前半戦は腰痛もあり、なかなか状態を上げられなかったが、スイングなどで試行錯誤し、8月以降の後半戦はトップ10が6度。少しずつ納得のいく一打も増えてきたといい「後半にかけて自分と向き合いながらゴルフができたので来年につながる。オフに対しての意欲や方向性が、今までより明確なので、すごく燃えたままオフに入ることができている」と前向きに捉える。
今シーズンを終えて、「燃え切れなかったというのもあるのかも…」と思い立って髪色を人生で一番明るいという「金髪」にした。「高校卒業してすぐに染めたけど、その時と比べて(髪が)全然いたまない。ぎしぎしにならずに金髪を楽しめていますね。でも自分的にももう見飽きたし、戻そうかな」と笑う。今季の悔しさはゴルフで晴らすべく、年明けから本格的に始動し「1つのライに対しての対応力やアプローチのバリエーション、パッティングはいい時と良くない時(の調子の波)が激しかったので、そういうところもやっていきたい」と課題に着手する。
再起を図る来季は「開幕戦から優勝するぞの気持ちで、このオフはしっかり取り組みたい。調子の波の激しさを減らしながら、強気のプレーを1年間、続けられるように戦いたいです」と強い決意をにじませた。充実のオフシーズンにする。