JLPGA栄誉賞、西郷真央は復調へ「オフはしっかり休んでこれから。しっかり調整したい」


栄誉賞を受賞した西郷真央(カメラ・今西 淳)

栄誉賞を受賞した西郷真央(カメラ・今西 淳)

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は21日、都内ホテルで年間表彰式「JLPGAアワード2022」を開催した。今季5勝でメルセデス・ランク2位と活躍した西郷真央(島津製作所)はJLPGA栄誉賞を初受賞した。

 今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝を飾ると、勢いに乗って5月までに5勝を挙げた。年間出場10戦で5勝はツアー史上最速記録となった。海外メジャーのエビアン選手権(7月、フランス)では3位と健闘した。

 また、昨年の宮里藍サントリーレディスから今年のパナソニックオープンまで、通算アンダーパーの連続記録「30試合」を樹立した。師匠・尾崎将司からも「よく頑張ったな。これからも頑張れよ」と激励されたことを、授賞式中の壇上インタビューで明かした。

 式終了後の会見では「こういった場に来られて、素晴らしい賞をいただけて光栄に思う。(今季は)初優勝と複数回優勝、海外メジャーにも出場できて充実した1年だった」と振り返った。

 最終戦のJLPGAツアー選手権リコー杯では、ティーショットの不調に陥り、4日間で通算35オーバーの最下位(40位)に終わった。「オフの間にしっかり休んでこれからというところ。しっかり調整していきたい」と話した。

 今シーズン後は「今までにないくらい休んだ。(クラブは)ほとんど握っていない」という。その間を振り返り、「練習しない中でも考える時間が多かった。気づいたことを自分の中でまとめて、それを一つずつやって気づくきっかけにもなると思う」と語った。来年1月からは「合宿のような形で練習頻度を増やしたい」と見据えた。来季に向け「海外メジャーに出場できる試合は出場したい。そういったところで結果を出せるように頑張りたい」とうなずいた。

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