24歳のバースデー渡米 畑岡奈紗は「うさぎのように飛躍できる年に」 目標はメジャー制覇


新しいキャップを手に笑顔の畑岡奈紗

新しいキャップを手に笑顔の畑岡奈紗

 米女子プロゴルフツアーで通算6勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が13日、成田空港発の航空機で米国に向けて出発した。この日24歳の誕生日を迎えた“年女”は「(干支の)うさぎのように飛躍できる年にしたい。メジャー優勝が一番の目標なので、そこを目指してやりたい」と、米ツアー7年目へ意気込んだ。

 昨季は4月のDIOインプラントLAオープンで1勝。11月下旬にオフを迎え、休養を挟みながら、週2~3回のトレーニングなどを重ねた。「上半身のトレーニングをしつつスイングにつなげることができるようになってきている」と手応えを明かした。ゴルフのほか、愛犬と遊ぶなどリラックスもできたようだ。

 先日にヒルトングランドバケーションズのブランドアンバサダー就任が発表されたばかり。19日からの今季開幕戦、ヒルトン・グランドバケーションズ・チャンピオンズ(フロリダ州)をホステスプロとして迎える。新シーズンへ「ワクワクした気持ちでいる」と心境を語り、「(開幕戦は)過去2年の優勝者しか出られない特別な試合。セレブリティー(有名人)の方も一緒に回るので楽しく回ることができたら」と心待ちにした。

 1998年度「黄金世代」の筆頭は24歳になり、「もう24歳ですね。友達と会った時も『もう20代半ばなんだね』と話をする。(年数も)もう7年目という感覚が大きい」とした。その一方で「まだまだオフの過ごし方や、トレーニングのやり方などは探り探り。少しでも強くなりたい、と探りながらやっている」と、あくなき向上心をにじませた。

 誕生日前日(12日)には家族に焼肉でお祝いをしてもらい、妹からはニットの服をプレゼントされたと明かした。「なかなか自分で私服を買う機会もない。家のクローゼットもゴルフウェアだらけなので(笑い)、選んでもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。

 年間5大会ある、悲願のメジャー制覇に向けても「今年スケジュールも変わっている。全米女子プロ(6月下旬)と全米女子オープン(7月上旬)が1週挟んで連続であるので、4、5、6月あたりに一番ピークを合わせていけるように」と照準を定めた。自身のスタッツにも目を向け「とくに、120ヤード以内のところと、パッティングをより今年は集中してやっていければ」と言葉に力を込めた。

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