１８番ティーショットを放つ渡辺彩香（カメラ・今西 淳）
◆女子プロゴルフツアー開幕戦▽ダイキンオーキッドレディス 第１日（２日、沖縄・琉球ＧＣ＝６５６０ヤード、パー７２）
第１ラウンドが行われ、ツアー通算５勝の渡辺彩香（大東建託）が６アンダー、６６で単独首位発進。４番から５連続バーディーを決めるなど、７バーディー、１ボギーで２位と３打差をつけ、「まずはパターが良かった。思ったところを思った強さで打つっていうのをオフに徹底して、それがうまくできたかなと思う」と振り返った。
昨年の終わりからスイング改造に着手。「オフにやってきたことに自信を持ってやっているうちはいいんですけど、だんだんミスショットが出たり、イメージが悪くなるともう直せない、みたいなシーズンを２年くらい過ごしていたので、これじゃもう限界かなというのがあった」と、手の動きが大きいスイングから、体とばらばらにならないようなスイングに修正した。「やっとなじんできた感じがある。こういう風の日は、今までは横風にはだいぶ持っていかれて弱かったけど、今日はストレスなくできたので、オフの取り組みの成果が感じられた」と渡辺。この日、多くの選手がスタートから強風に苦戦する中、首位をキープし「こんなにも回りやすくなるものなのかと思っていました」と手応えを得た。
昨年も単独首位発進したが、最終的には４位。「このスコアを出せたのは素直にうれしいし、自信になる。とは言ってもまだ初日なので、気を引き締めて、残り３日間も今日みたいなリズムでできたら」と意気込んだ。