
6アンダーで首位に立ち笑顔の渡辺彩香(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー開幕戦▽ダイキンオーキッドレディス 第1日(2日、沖縄・琉球GC=6590ヤード、パー72)
昨年11月にプロテストに合格したルーキーの荒川怜郁(れいか、21)=橋本総業ホールディングス=が5バーディー、2ボギーの3アンダー69をマークし、首位に3打差の2位。ツアー史上初のプロデビュー戦優勝へ、好スタートを切った。山下美夢有、西郷真央、笹生優花らと同じ2001年生まれの「新世紀世代」が、地元沖縄で快挙に挑む。渡辺彩香(29)=大東建託=が5連続を含む7バーディー、1ボギーの66で単独首位。
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ツアー通算5勝の渡辺が、2年連続で単独首位発進だ。4番から5連続バーディーを決めるなど、序盤からリードを広げ、2位に3打差をつけた。「まずはパターが良かった。思った所に思った強さで打つのをオフに徹底して、それがうまくできた」とうなずいた。
夏以降に調子を落とすシーズンが2年続き、オフからスイング改造に着手。手の動きが大きいスイングを、体と一体化するよう修正した。この日、強風の中でも安定したプレーで「今までは横風にはだいぶ持って行かれて弱かったけど、今日はストレスなくできた。こんなに回りやすくなるものなのかと思っていました」と手応えを得た。
昨年も67で好発進し、首位で最終日に挑んだが75と崩れて4位に終わった。「このスコアは素直にうれしいし、自信になる。まだ初日、気を引き締めて、残り3日間も今日みたいなリズムでできたら」と意気込んだ。(瀬川 楓花)