前週、涙の初優勝を遂げた山内日菜子は今季残り全試合出場を目標に掲げる 「今まで以上にゴルフを楽しめそう」


カメラに向かってポーズをとる前週優勝の山内日菜子(カメラ・今西 淳)

カメラに向かってポーズをとる前週優勝の山内日菜子(カメラ・今西 淳)

◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース プロアマ日(29日、静岡・葛城GC山名C=6480ヤード、パー72)

 前週の地元・宮崎の大会で、涙の初優勝を飾った山内日菜子(ライク)が大会公式会見に出席し、次なる目標に今季残りツアー全33試合出場を掲げた。

 地元で、今季出場優先順位のQTランク181位から成し遂げた下克上優勝への反響は大きかった。「想像を超えるくらいの連絡や通知がありました。LINEは200通以上。優勝した日は眠れなかったので、その日のうちに必死に返しました」と笑って振り返った。

 この日は晴天の下、プロアマ戦で最終調整した。「1勝した後のラウンドは楽しくて。今まで以上にゴルフが楽しめそうです」と生き生きとした表情を見せた。今大会の予選ラウンドは21年大会を制した稲見萌寧、通算2勝の吉田優利と同組。30日の第1ラウンドは、午前7時45分に10番からスタートする。この大会は19年に唯一出場し、27位となっているが「予選通過できたいいイメージはありますね。まずは予選通過をクリアして、土日の試合を思う存分楽しみたい」とうなずいた。

 プロ8年目でつかんだ初優勝。QT181位で出場できる試合は限られていた2週前までと、立場は一変した。「1試合、1試合違うコース。無理せずに全試合出るつもりなので、体も大事にしながらやっていきたい」と今季のレギュラーツアー残り33試合出場を掲げた。特に行ってみたいのは「やっぱり北海道ですね。イクラが大好きなので。乗せ放題のところに行ってみたいです」と、ツアープロとしての楽しみも笑顔で口にした。

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