石川遼 プロ16年目のシーズンも「コツコツ」と 男子ゴルフ30日開幕


18番、練習ラウンドを終えて、笑顔を見せる石川遼。左は清水大成 (カメラ・馬場 秀則)

18番、練習ラウンドを終えて、笑顔を見せる石川遼。左は清水大成 (カメラ・馬場 秀則)

 男子プロゴルフツアーの今季国内開幕戦、東建ホームメイトカップが30日から4日間、三重・東建多度CC名古屋(7062ヤード、パー71)で行われる。石川遼(カシオ)が29日、インコース9ホールの練習ラウンド後に取材に応じ、今季の抱負に「コツコツ」を3度繰り返した。プロ16年目のシーズンも、自身の理想に近づくためのゴルフ道を探求していく。

 2020年春から大幅なスイング改造に取り組んでいる。今年もぶれずに突き詰める覚悟だ。「じっとコツコツと。昨日と今日では代わり映えないかもしれないですけど、そういう時期が今必要かなという感じ。落ち着いて、コツコツ積み重ねていくということを引き続き今年もやっていく」と話した。好スコアと根拠が密接に結びついたプレーを目指していく。

 オフの間はトレーニングが中心で、18ホールのラウンドは3月に入ってから開始した。「オフはあっという間だった。もう始まっちゃうんだという感じ」。開幕戦から、ドライバーはキャロウェイのトリプルダイヤSを投入予定。昨年末から試し、「打感が柔らかくなって、音が小さくなっている。これは僕にとってはすごくポジティブ材料」と、好感触を得ている。

 予選ラウンドは昨年大会覇者の香妻陣一朗、21年大会覇者の金谷拓実と同組になった。「2人とも本当にうまいし、今年もきっと上位でやる選手たち。楽しみだし、やっぱり優勝争いを一緒にしたい」。昨年まで2年連続予選落ちも、18年には首位発進から2位に入っている。よりよい明日を迎えるため、目の前の一打に集中する。

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