鈴木愛が6年ぶり4度目のホールインワン達成 V戦線に踏み止まり「入ってくれたのはラッキーだった」


17番ショートでホールインワンを達成し賞金300万円を獲得した鈴木愛は、クラブとボールを手に笑顔を見せた(大会提供)

17番ショートでホールインワンを達成し賞金300万円を獲得した鈴木愛は、クラブとボールを手に笑顔を見せた(大会提供)

◆日本女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第3日(1日、静岡・葛城GC山名C=6480ヤード、パー72)

 2017年&19年賞金女王の鈴木愛(セールスフォース)は、3打差の首位からスタートして1イーグル、5ボギーの75で回り、通算7アンダーの5位へと後退した。それでも、起死回生のエースで首位と3打差とV圏内に踏み止まり、最終日逆転で21年7月以来の18勝目に挑む。

 風とアイアンの距離感に苦しみ、5つスコアを落として迎えた165ヤードの17番パー3。7アイアンを振り抜くと、ピン手前から転がってカップへと吸い込まれた。大歓声の中、鈴木はティーグラウンドで飛び跳ねて、同組の渡辺彩香、蛭田みな美らとハイタッチを交わして喜んだ。「右ピンだったので『上体が上から来ないように』ということだけを意識したら、結構いいショットが打てた。入ってくれたのは、ラッキーだったかなと思います」と振り返った。決勝ラウンド2日間のパー3ホールには、三井住友海上火災保険株式会社から達成者全員に賞金300万円がかけられており、ビッグなボーナスも手にした。

 夏日の日差しが降り注いだムービングサタデー。風も吹いてグリーンは硬く速くなり、鈴木はアイアンショットに苦しんだ。前日までの2日間77・78%だったパーオン率は50%に低迷。「ティーショットは良かったのにセカンドは、ぴったりと残るような番手と距離がなかったような感じで。大きいクラブを持って軽く打つと大きいし、小さめのクラブでフルショットすると(グリーン)手前だしで。明日はもっとマネジメントを考えながら、やりたいと思います」と最終日の逆襲を誓った。

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