諸見里しのぶさん、渋野日向子は「いいショットを作ってきている」次戦以降のメジャーも楽しみ


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 シェブロン選手権 最終日(23日、米テキサス州カールトンウッズ・クラブ=6824ヤード、パー72)

 渋野日向子(24)=サントリー=は2バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの74で回り、通算1オーバーで日本勢最高の28位となった。畑岡奈紗(24)=アビームコンサルティング=は72で2オーバーの37位、古江彩佳(22)=富士通=は75で6オーバーの52位だった。リリア・ブが10アンダーで並んだエンジェル・イン(ともに米国)とのプレーオフを制してメジャー初優勝。

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 最終日は気温が低く風も吹き、前日とは状況が一変しました。渋野選手はスタートがダブルボギーと、悔しい一日になったと思いますが、我慢して9番でバーディーを取り、よく耐えた印象です。フェアウェーも2回しか外さず、いいショットを作ってきていると感じます。

 今年取り組んでいるスイングの一つとして、トップの位置を高くすることですが、それによりトップからインパクトにかけての間合いが長くなり、出球の安定性やラフや傾斜地からのショット、重圧がかかる場面でスイングのリズムの安定性がさらに進化すると思います。ここ数試合はフェード系の球を練習から取り組んでいるように見えます。オフからの短期間で、スイングをこれだけ調整できているのはさすがです。「メジャーの設定でやりがいがあった」との言葉に象徴されるように、少しずつ手応えを見つけているのではないでしょうか。次戦以降のメジャーも楽しみです。(女子プロゴルファー・諸見里しのぶ)

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