金田久美子「見ている人を興奮させるようなゴルフを」 始球式登板のロッテ戦からパワー


パナソニックオープン開幕前日の金田久美子

パナソニックオープン開幕前日の金田久美子

◆女子プロゴルフツアー パナソニックオープン プロアマ戦(27日、千葉・浜野GC=6656ヤード、パー72)

 25日のプロ野球ロッテ―西武戦(ZOZO)で始球式を行った金田久美子(スタンレー電気)が、今季初の優勝争いへ心を燃やした。

 始球式では打者・角中勝也の背中側にそれながらも、ノーバウンドで捕手のミットへ。「(ショットが)ひっかけ持ちだから、左に行った」と冗談めかして自己分析。友人でツアー1勝の女子プロ・藤本麻子(フリー)が捕手を務めたこともあり「あっという間で楽しかった」と充実の時間を過ごした。

 試合は3―5でロッテが負けたが、9回の攻撃に熱くなった。山口の1号ホームランで2点差とし、2死満塁と一打逆転サヨナラの好機をつくった。「私もそういう、見ている人を興奮させるようなゴルフをしたい」と目を輝かせた。「昔はスポーツってまったく興味なかったけど、大人になって『スポーツって素晴らしい』って、みんなが言う意味がわかってきた。今、アスリートとして戦えていることがうれしい」。開幕前日のコースで、喜びをかみしめた。

 自身のゴルフの調子については「ずっとショットが悪かったけど、よくなった…はず」。今季7戦を終え、明治安田生命レディスの5位が最高。昨年は56位スタートから2日目、最終日とまくって9位フィニッシュを決めた大会で、今年も最後まで戦闘モードを貫く。

最新のカテゴリー記事