◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第3日(6日、茨城GC西C=6780、パー72、報知新聞社後援)
メジャーの難セッティングと朝から強風が吹くコンディションのなか、ほとんどの選手がスコアを落とす展開。昨年の全米女子アマチュア選手権覇者で、大会初出場の馬場咲希(代々木高3年)は1バーディー、6ボギーの77で回り、通算12オーバーでホールアウトした。「流れも良くない中で、17番でバーディーを取れて、最終ホールもバンカーからパーをセーブできたので、すごくうれしかった」と振り返った。
第3ラウンドは、珍しくキャップではなく、サンバイザーとお団子ヘア。憧れの東京五輪金メダルのネリー・コルダ(米国)をほうふつとさせるセットでスタートした。1番は奥からの第3打がグリーンに乗らず4オンで、2メートル半を沈めてボギーでしのいだ。その後も1メートル半前後のパーパットをしぶとく沈め続けたが、後半に入るとグリーン回りのバンカーに苦しみボギーが続いた。
17番パー5で、残り210ヤードの第2打を5アイアンでピン右7メートルへ。イーグルパットは決まらなかったが、この日初めてのバーディーを奪った。「バーディーを取れると思っていたところも全く取れなかったので、17番はバーディーを取れると思わずに2打目だけに集中した。とにかくボールにちゃんと当てることを意識して打ったら、いいショットが打てた」と笑顔を見せた。
初出場のワールドレディスサロンパスカップは、残り18ホールとなった。「3日間すごく難しいコンディションで、自分のスコアもあまり良くないけど、すごく楽しくラウンドできている。難しくて風も強いので、それを考えるのも楽しい」と言い、最終日へ「今日よりはいいスコアであがりたい。最後まで楽しくラウンドできたらいいなと思う」と話した。