メジャー初Vの吉田優利優勝会見での問答「特別な試合で勝つことができ、頑張ってきたことは間違っていなかった」


サロンパスカップ(左)と大会カップを両手に掲げて笑顔を見せる吉田優利(カメラ・今西 淳)

サロンパスカップ(左)と大会カップを両手に掲げて笑顔を見せる吉田優利(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(7日、茨城GC西C=6780ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 2打差の単独首位で出た23歳の吉田優利(エプソン)が3バーディー、4ボギーの73で回り、通算1オーバーで、2位の申ジエ(韓国)に3打差をつけて逃げ切った。今季初優勝、通算3勝目。2000年度生まれの「ミレニアム世代」では、2021年大会を制した西村優菜に続く2人目のメジャー制覇を飾った。優勝会見での主な問答は以下の通り。

 ―初のメジャー優勝です

 「すごく悪天候の中でゴルフすることになったが、うまく耐えられた1日だった」

 ―約2年ぶりの3勝目

 「3勝目まで結構長かったなと思うが、その分、特別な試合で勝つことができ、今まで頑張ってきたことは間違っていなかったなと思う」

 ―最終日は寒さと悪天候だったが

 「本当に朝まではすごく蒸し暑くて。でも、途中から風向きが真反対になって気温も下がってきた中で、(クラブの)番手も変わるし、風向きも反対だし、違うコースのように感じた」

 ―今シーズンの新しい目標は?

 「年間3勝以上できるように、これからまだシーズン長いので頑張っていきたい」

 ―ウィニングパットを打つ瞬間はどんな気持ち?

 「(2位と)差があるのも分かってたので、もし自分が1打差で追われていて、これを外したらプレーオフという気持ち」

 ―影響を受けた人は?

 「もちろん、(同じコーチに師事する上田)桃子さんもかっこいいし、いろんな人を目標にしてきた。でも、自分は自分で、他の誰でもなくて、私のブランドっていうのをもっと確立していけるようにしたいなと思う」

 ―宮里藍さんが「すでにメジャーを勝っているようなプレー」と言っていましたが

 「今初めて聞いたので。すごい評価してくださってうれしい。私も藍さんを見て育ってきた身なので、目標とする人にそう言っていただけて純粋にうれしいし、頑張れる理由にもなる」

 ―この日で、メルセデス・ランクが3位に。年間女王に向けた思いは?

 「聞いてびっくりして、全然今の段階で気にしていなかった。昨年の秋くらいから意識してプレーしていたので、今のまま良い状態で続けていくことが結果的に女王に繋がるんじゃないかな」

 ー今日のコースの印象は?

 「やっぱり雨と風が相まってすごく長く感じた。それで持つ番手も長いのでミスの幅も大きいし、グリーンも大きい訳ではないので、小さくても3パットしやすいコースだなと思った」

 ―17番のティーショットからレインウェアを脱いだ狙いは?

 「残りも少ないし、レインウェアを着ないことに越したことがないので。そんなに強い意識があった訳ではないんですけど、雨に濡れてもいいかなと思って」

 ―寒さ対策はしていたか?

 「全然していなくて、急に風向きが変わった。朝まではそんなに寒いと思わなかったが、ちょっと想定外ではあった」

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