◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日(20日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)
首位と2打差の2位から出た岩井明愛(あきえ、ホンダ)が5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの70で回り、通算11アンダーで2位になった。前週のRKB×三井松島レディスでは双子の妹・千怜(ちさと、ホンダ)と昨季年間女王の山下美夢有(加賀電子)とのプレーオフの末敗れた。2週連続の2位に「自分の(プレー)内容にすごい悔しい。もう少し練習が必要だなと思った」と唇をかんだ。
1番で約5メートルのバーディーパットを沈め、幸先良くスタートした。2番パー3をボギー、3番で再びバーディーとした。5番で6メートルのパーパットが「気持ちが入ってカツーン」とオーバー。返しのパットも入らず、ダブルボギーで一歩後退。前半9ホールをイーブンパーで終えた。後半は10~13番をパーで耐え、14番でバーディーも15番をボギー。最終18番は約8メートルのバーディーパットを沈め、ガッツボーズでホールアウトした。
前週ともにPOで戦った山下が通算18アンダーで優勝。「美夢有(みゆう)さんが今日一日、すごいプレーをしていたので、さすがだなと思った」。昨年の女王の強さに舌を巻くほどだった。一緒にラウンドしたこの日、焦りはなかったが「1番で自分が先にバーディーを取って、あそこ(6メートル)から入れてくるのはすごい。美夢有さん自身、プレッシャーにも強い」とライバルの強さをたたえた。
今大会の2位で3週連続トップ10入りとなり、メルセデス・ランキングも2位に浮上。次週はリゾートトラストレディス(25~28日、静岡・浜名湖GC)。「初めてのコースでも何とかやれているので、調子自体は悪くないと思う。来週もこのまま頑張りたい」。2週連続2位の悔しさを晴らす。