全米プロ選手権第3日 米1勝の今田竜二氏は松山英樹の終盤を高評価「上がり3ホールのショットは完璧に近かった」


今田竜二

今田竜二

◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(20日、米ニューヨーク州オークヒルCC、7394ヤード、パー70)

 35位で出た2021年マスターズ王者・松山英樹(LEXUS)は2バーディー、2ボギーの70で回り、通算3オーバー。首位と9打差の20位で最終日を迎える。現地でゴルフネットワークのリポーターも務める、本紙評論家の米ツアー1勝・今田竜二氏が松山のプレーぶりを語った。

◇◇◇

 雨の中、タフなラウンドになりましたが、松山選手は3日間で一番いいプレーでした。初日に苦しんでいたショットが復調し、ミスショットらしいミスショットは2番と9番の第1打のみ。パッティングであと1つ、2つ入っていれば、流れを変えることができたのかな、という一日でした。

 上がり(終盤)3ホールのショットは完璧に近かったです。グリーンにわずかに届かなかった18番の第2打も見事でした。200ヤード以上、なおかつ左足下がり。グリーンは砲台で、打ち上げていかないといけない。その難しい状況下で、今日一番と言えるショットを打てたことで、気持ち良くアプローチに向かうことができた、と言っていました。

 ピンまでの距離が近く、転がすか上げるか悩んだらしいですが、チップインを狙うのであれば上げた方がいいと思ったそうです。後半は3~5メートルのバーディーパットを外す場面が多かったので、最後の難しいホールでのチップインバーディーは、いいご褒美になったのではないでしょうか。(プロゴルファー)

最新のカテゴリー記事