山下美夢有、今後の海外メジャーに向けても「行きたいと思う」と前向き 父も「調子が上がってきたから」と後押し


優勝しブリヂストン杯を持って記念撮影する山下美夢有(カメラ・岩田 大補)

優勝しブリヂストン杯を持って記念撮影する山下美夢有(カメラ・岩田 大補)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日(21日、愛知・中京GC石野C、6573ヤード、パー71)

 昨季年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が6バーディー、ボギーなしでこの日最少の65で回り、通算18アンダーで2位に7打差をつけて逃げ切りV。4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン以来の今季2勝目、通算8勝目を挙げた。年間女王へのポイントランクと今季の獲得賞金でもトップに浮上した。

 山下は次の目標を海外メジャーでの活躍に定めている。6月22日開幕の全米女子プロ(米ニュージャージー州)は、昨年の国内年間女王で資格を有するが、登録はまだしていない。父・勝臣(まさおみ)さんが「調子が上がってきたから、多分行くって言うやろう」と話したように、山下は今後のメジャーについて「行きたいと思う」と前向きに話した。

 全米女子プロ後の全米女子オープン(7月6日、米カリフォルニア州)は既に出場を決めている。父は「ここ(国内)で上位にこない状態で行っても、(海外で)上位にはいけないと常に言っている」と話す。4月のメジャー初戦、シェブロン選手権を見送り、国内でじっくり調整したことで機は熟したと言える。(ゴルフ担当キャップ・岩原 正幸)

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