松山英樹「久々にいい位置で週末を迎える」 ボギーなしの65で1差2位浮上


◆米男子プロゴルフツアー メモリアル・トーナメント 第2日(2日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC=7571ヤード、パー72)

 第2ラウンドが行われ、33位で出た松山英樹(LEXUS)は7バーディー、ボギーなしの65をマークして通算7アンダーとし、首位のジャスティン・サー(米国)と1打差の2位に浮上した。中継局のゴルフネットワークの取材に応じ、「ショットもなんとなくついていたし、パットも前半良かったのでスコアが伸びた」と振り返った。

 インから出た松山は、11番パー5で101ヤードの第3打を50センチにつけてバーディー。14番で4メートルを沈め、17番は170ヤードから1・8メートルへ運び、18番は5メートルを決めた。「(ショットは)悪くないけど、距離感は首を痛めてからスピードがなかなか戻って来ない。アイアンの距離感はやっぱり苦しいけど、それを計算してできた時はうまくいっている」というラウンド。

 前半で4つスコアを伸ばして2打差2位で折り返した。「今日の前半の感じが一番、ショットも距離感という意味ではもう少し戻って欲しいけど、やりたいことはできているのかなという感じ」。後半5番パー5で83ヤードの第3打を90センチに絡めて5アンダーに。さらに7番パー5でピン上7メートル半をねじ込み首位を捉えると、8番パー3ではピン下10メートル弱のフックラインを読み切り連続バーディー。ホールアウト時点では単独トップだった。

 グリーンを外したのは2ホールだけで、パーオン率は88・89%とショットがさえた。2014年にツアー初勝利を挙げた大会で、優勝争いに割って入った。「久々にいい位置で週末を迎えるので、まず一つでも伸ばしていけるようにしたい」。2022年1月のソニー・オープン以来となるツアー9勝目をかけ、週末を戦う。

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