◆米男子プロゴルフツアー トラベラーズ選手権 最終日(25日、米コネティカット州TPCリバーハイランズ=6852ヤード、パー70)
15位で出た松山英樹(LEXUS)は5バーディー、1ボギーの66をマークし、通算16アンダー13位だった。キーガン・ブラッドリー(米国)が23アンダーでツアー6勝目を挙げた。
松山はホールアウト後に中継局の取材に応じ、「できる範囲のことはやった。トップ10に入りたい、上位に行きたいという気持ちから、朝から久々に集中している感じがしたし、アドレナリンもちょっとずつ出てきているのが分かった。そのなかで(ショットの)距離が徐々に出始めたというのは良かったと思うし、それプラス、パットもしっかり打てていた。いいプレーだったんじゃないかなと思う」と振り返った。
1番でグリーンを捉えた第2打が左奥に転がり落ちち、この日唯一のボギーを喫したが、3番で3メートルを沈め、7番は残り103ヤードの第2打を1・5メートルに運びバーディーとした。9番では3メートル弱の下りのスライスラインを決めて2つ伸ばして折り返すと、14番で10メートル超をねじ込み、15番は3メートル弱を流し込み、連続バーデイーとした。
自身の最近の試合と比較すると上々の内容だったが、「その感じでもトップ10に入れない」という結果を厳しく受け止めた。3月のプレーヤーズ選手権以来となる10位以内に1打届かなかった。「一番悪い状態でこのゴルフにならないと、優勝争いというのはできないと思うし、それはすごいショック。また頑張りたい。今やっていることを続けていきたい」。好感触を体に染みこませ、求めるレベルまで積み上げていく。