◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス プロアマ戦(5日、北海道・真駒内CC空沼C=6420ヤード、パー72)
北海道・北広島市出身の小祝さくら(ニトリ)はプロアマ戦後に取材に応じ、地元開催の新規トーナメント(6~9日)へ気持ちを高ぶらせた。「あっという間にこの時期が来たなっていう感じ。すごく久々に洋芝を打った気がするけど、難しいなって思います。まずはコースを覚えるのに必死です」と笑顔で語った。
薄めに透けさせた前髪「シースルーバング」に挑戦し、気分転換をはかった。「何年も前から流行っていたんですけど、似合わないと思ってやっていなかったんです。ずっとやりたかったんです」。つくったのは小学時代以来という前髪にはにかみながらも、「切ったその日は気持ちも上がったんですけど…実際はあんまり変わらないですね。結局帽子で隠しちゃうので。今はもう(帽子の中に)しまっています」。そう話す表情は、少しだけ寂しそうだった。
4年前にハワイで購入したウクレレに、今年の春からはまっている。ツアーに持ち歩き、スピッツの「チェリー」を独学で弾く。「気分転換じゃなくて、上手くなりたいというモチベーションでやっている」。ゴルフ同様、ここでも本気の勝負を挑んでいる。ゴルフの状態については「ショットはすごくいいんですけど、パターがなかなか」。悩みながらも向き合う日々だ。
今季18戦でトップ10入りは5度。5月以降、徐々に調子を取り戻してきた。「地元でたくさんの方が応援に来てくれる。地元の友達も来てくれるので、地元のパワーをたくさんもらって、明日から頑張りたい」。昨年10月のスタンレーレディス以来となるツアー9勝目を、愛する故郷で飾りたい。