◆女子プロゴルフツアー ミネベアミツミレディス プロアマ戦(5日、北海道・真駒内CC空沼C=6420ヤード、パー72)
前週の資生堂レディスでツアー初優勝を飾った19歳の桜井心那(ここな、ニトリ)が、プロアマ戦後に取材に応じた。大量に届いた祝福のメッセージに驚きの表情を浮かべ、「インスタとかLINEとか、返しきれないくらい来た。(下部ツアーの)ステップアップツアーの優勝とは全然違った」とうれしい悲鳴を上げた。インスタグラムのフォロワーも一気に2000人近く増えたという。
優勝翌日の3日午後にコース入り。小祝さくら、笠りつ子、藤田さいき、堀琴音ら先輩プロから祝福の言葉をもらった。「私が尊敬している方から『おめでとう』と言われてうれしいです。みなさん優しく声をかけていただいて光栄です」と喜びをかみしめた。
北海道の洋芝については「粘っこい感じがして、ラフが難しい。グリーン周りのラフは(クラブのヘッドを)上から入れないとうまく抜けない感じがあるので、そこは要注意」と警戒。「フェアウェーがすごく狭くて、アップダウンやフェアウェーのうねりがあるので、慎重にいかないといけない」と語った。
「今すごく調子が良いというわけではなくて、調整中というか。未完成すぎる状態で優勝してしまった感じ。私的にはいい状態ではないんですけど…。先週のことは自信にして、山積みの課題を一つ一つ解決しながら9月とかに調子を合わせていきたい」と現状を冷静に分析する。
昨年8月の岩井千怜(ちさと)以来となる、ツアー史上4人目の初優勝からの2週連続制覇がかかる一戦。「しっかり予選通過はマストで、その中でもバーディーチャンスをしっかり決めていければ、上位にいけるかもしれない」。堅実に懸命に、目の前の一打と向き合っていく。