◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米女子オープン 最終日(9日、ペブルビーチGL=6509ヤード、パー72)
【モントレー(米カリフォルニア州)9日=岩原 正幸】快晴の下、世界一美しい海沿いコースで全競技を終えた。日米通算11勝の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は1打差の単独首位で出て1バーディー、5ボギーの76で回り、通算3アンダー6打差の4位で終えた。前半を首位に並んで折り返したが、後半ショット、パットともに苦しんで日本女子4人目のメジャー制覇はならなかった。
1打差2位で出た25歳のアリセン・カーパス(米国)がショット、パットともに正確性を発揮して6バーディー、3ボギーの69で回り、通算9アンダーで米ツアー初優勝をメジャータイトルで飾った。
5大メジャー歴代最多11人が決勝ラウンドに進んだ日本勢では、米ツアー1勝の古江彩佳が5バーディー、2ボギーの69で回り、2アンダーの6位で日本人12人目のトップ10入りを果たした。
初メジャーの木下彩は2バーディー、2ボギーの72で回って13位と大健闘を見せた。21年大会覇者の笹生優花は4バーディー、3ボギーの71をマークして20位。西郷真央は1イーグル、2バーディー、5ボギーの73で回り、8オーバーの33位。初メジャーの岩井千怜(ちさと)は1イーグル、4バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの74で回り、10オーバーの48位。佐藤心結は4バーディー、3ボギーの71をマークして11オーバーの53位。米ツアー3勝の野村敏京、初出場の川崎春花はともに73で回り、13オーバーの64位。76だった三ケ島かなは14オーバーの68位。勝みなみは75で、16オーバーの71位で終えた。
賞金総額は史上最高の1100万ドル(約15億6200万円)で、優勝賞金も史上最高の200万ドル(約2億8400万円)。最終ラウンドは参加74人(うちアマ4)で争われた。