◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第1日(31日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
ツアー初優勝を狙う竹安俊也(フリー)が7バーディー、3ボギーの66をマークし、自身初の単独首位発進となった。「パットがボコボコ入ってくれた。今年一番」と笑顔で振り返った。前週のSansan・KBCオーガスタではパットで苦戦して予選落ち。今週は28日から会場入りして、重点的に練習した成果が表れた。
16番で木に当たったボールが戻り、バーディーとするなどラッキーが多かった一日。徳を積んでいることを問われると、7月31日に次男・福くんが誕生したと明かした。「幸せを持ってきてくれている」と自然にほほが緩んだ。ゴルフマーカーには、3歳の長男・永玖(とく)くんの写真をプリントしている。「落ち込んだ時には見てメンタルケアしている」と愛する息子から常にパワーをもらっている。
プロ10年目で最高成績は、昨年10月のバイ・ザ・プレーヤーズの4位。今季はここまで賞金ランク38位と、2年連続シード獲得も射程に捉えている。ドライバーショットの調子が復調し「今まで調子が持続できなかったけど、最近できるようになった」と安定した成績を残している。初優勝も視界に入る位置でのスタートとなったが「優勝は意識しないことを意識して、あしたからも頑張りたい」と30歳のパパは、平常心で戦うことを強調した。