「天才ゴルフ少女」須藤弥勒がプロアマ戦でドラコン賞! 246ヤードで男性アマを圧倒し、246本コーラをゲット


ラウンド後に青木瀬令奈(左)に抱きつく須藤弥勒(カメラ・小泉 洋樹)

ラウンド後に青木瀬令奈(左)に抱きつく須藤弥勒(カメラ・小泉 洋樹)

 女子プロゴルフツアーのゴルフ5レディスは1日から3日間、北海道・ゴルフ5C美唄Cで開催される。31日、プロアマ戦が行われ、史上初のジュニアゴルフ世界4大メジャーのグランドスラムを達成し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(ゴルフ5)がアマとして出場し、246ヤードでドラコン賞を獲得した。

 この日、弥勒は、同じ群馬県出身の青木瀬令奈(リシャール・ミル)と同組でプレー。要所でパットを決め、チーム戦の準優勝に貢献した。ツアー屈指のパット名人として知られる青木は「弥勒ちゃんのパットはすでにプロ並みです。しかも、トッププロに近い。私も参考になりました。(スマホで)動画を撮らせてもらいました」と絶賛した。

 得意のパットに加え、北の大地でドライバーショットもさく裂した。飛距離を争うドラコンホールで、プロを除く参加者の中で最長の246ヤードのビッグドライブを放ち、ドラコン賞をゲット。ゴルフに慣れ親しんだスポンサー関連の男性アマらを圧倒した。「たまたまです。今日は普段、プレーしているチャンピオンシップティーからではなく、他のアマチュア参加者の皆さんと同じく、レギュラーティーから打たせてもらったので、ドラコン賞をいただくことができました。プロアマ戦はチーム戦なので、チームのために1ヤードでも遠くに飛ばして、フェアウェイをキープしたかったので、貢献できてよかったです」と弥勒は満足そうに話した。

 弥勒に帯同している母・みゆきさんは「主人(父・憲一さん)と毎日、飛距離を測る機械を使って練習して、ドラコン日本チャンピオン(松本一誠氏)にご指導いただいていることがひとつの結果として表れてよかったです」と娘の成長にホッとした様子で話した。群馬・太田市の自宅で朗報を聞いた父・憲一さんは「まだ、体重は40キロくらい。体も成長期に入っていません。飛距離はこれから飛躍的に伸びると思います」と、さらなる成長を期待した。

 ドラコン賞の賞品は、1ヤード1本の計算で246本のコーラ。「家族やお世話になっている方々にプレゼントします。家に帰ったら、お兄ちゃん(桃太郎君)と弟(文殊君)に大きな顔ができます」と満面の笑みで話した。

 小学生のアマチュアゴルファーながら12社・団体とスポンサー契約を締結する弥勒はゴルフ5と所属契約を結ぶ。今大会は第2日(2日)と最終日(3日)にBSテレ東の生中継で18番ホールのゲストリポーターを務める。

 ◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。昨年8月に横峯良郎氏に弟子入りした。昨年、アマチュア資格の規定が大幅に改定され、アマチュアゴルファーも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで所属契約のゴルフ5をはじめ、12社・団体とスポンサー契約した。ピアノも得意で今年7月の第24回北関東ピアノコンクールのプレコンペティション部門(ソロ)小学校6年生の部で銀賞を受賞。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。

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