金谷拓実、パリ五輪「出られたらうれしい」ホーバス日本との共闘熱望 今季2勝目で世界ランク日本勢2番手浮上へ


金谷拓実

金谷拓実

◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 最終日(3日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)

 単独首位で出た金谷拓実(25)=Yogibo=が4バーディー、1ボギーの67で回り、2位に4打差をつけて通算8アンダー。6月のメジャー、BMW日本ツアー選手権森ビル杯以来の今季2勝目、通算5勝目を挙げた。ラフが深いツアー屈指の難コースを4日間、安定したショットで攻略した。賞金ランクは中島啓太(25)=フリー=を抜いて1位に浮上し、世界ランクも24年パリ五輪出場圏内の日本男子2番手へ浮上の見込み。今季の目標の賞金王と、24年パリ五輪出場に向けて前進した。

 金谷が4打差の圧倒劇で通算5勝目を手にした。「フェアウェーを多く捉えられて、アドバンテージになった」と勝因を語った。距離が長く、例年以上にラフが深く、正確なショット力が要求された今大会。フェアウェーキープ率は65・385%と安定し、唯一4日間連続でアンダーパーをマークした。

 首位から出たが「接戦だったので、リードしている気持ちはなかった」。周りは気にせずに自分のゴルフに徹底した。15、16番ではともに4メートルのパーパットを残すピンチに。歩くスピードや呼吸が早くならないよう冷静さを意識し、見事沈めてガッツポーズも飛び出た。

 今大会はアマ時代を含めて4年連続出場。いずれもトップ10入りと相性抜群だ。会場は、ツアー初優勝の「三井住友VISA太平洋マスターズ(太平洋C御殿場C)」と同じく富士山を望むコース。「今年は天気が良くて見える。スコアも良く気分もいい」と話し、日本一の高さを誇る世界遺産からパワーも授かった。

 賞金ランクは首位に浮上。「賞金王を目指したい」と話す25歳はパリ五輪へも前進した。今大会Vで4日更新の世界ランクでは120位前後に浮上し、日本勢2番手となる見込み。バスケ好きの金谷は「五輪に出られたらうれしい。バスケもすごいと思うし、僕も頑張りたい」とホーバス・ジャパンに続くパリ切符へ意欲を燃やした。(富張 萌黄)

 ◆男子ゴルフのパリ五輪への道 24年6月17日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人。〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は24年8月1日から4日間、フランス・ル・ゴルフナショナルで、72ホールストロークプレーの個人戦で争われる。21年東京五輪は松山英樹と星野陸也が出場。

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