2年連続で“タイガ”の優勝へ 20歳の新鋭・長野泰雅が通算16アンダーの首位タイで2度目の最終日最終組入り


長野泰雅

長野泰雅

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン 第3日(23日、兵庫・小野東洋GC=7113ヤード、パー72)

 2打差2位で出たプロ3年目の20歳・長野泰雅(たいが、福岡地行)が7バーディー、3ボギーの68で回り、初日から首位の宋永漢(ソン・ヨンハン、韓国)とともに通算16アンダーの首位に並んだ。

 平均飛距離306ヤードの飛ばし屋はドライバーを封印。それでも、ティーショットが右へ左へと安定しなかった。「風が思ったより強いことがあったり、意外と風が来ないこともあったり…。自分は(球筋が右に出て左へと落ちる)ドローなので、左からの風だと捕まえ過ぎてしまうのであまり好きじゃない。大体ミスショットする」と明かした。左からの風の時は、基本的にピンを狙わないというが、それでも7バーディーを奪い、自身2度目の最終日最終組に入った。

 昨年大会覇者は、当時アマチュアだった蟬川泰果(たいが、フリー)。この大会で初優勝を飾り、昨年のメジャー「日本オープン」も制して、史上初のアマ2勝の快挙を達成した。勝ちたい気持ちと問われた長野は「100%あります」と即答。4打差に10人がひしめく大混戦を、2年連続で“タイガ”が締めくくる。

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