安田祐香、阪神のアレとバレー「刺激」に初Vへ 石川祐希と真佑兄妹の「笑顔がステキ」


1番をスタートしカメラに向かって手を振る安田祐香(カメラ・今西 淳)

1番をスタートしカメラに向かって手を振る安田祐香(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 第2日(23日、宮城・利府GC=6569ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 大会ホステスプロの安田祐香(22)=NEC=が4位から出て4バーディー、1ボギーの69で回り、通算8アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。連日テレビ観戦するバレーボール女子日本代表のパリ五輪予選での活躍に刺激を受け、逆転で初優勝を狙う。通算2勝の岩井明愛(あきえ、21)=ホンダ=は69、10アンダーで首位を守り、ツアー4人目となる2週連続完全Vに王手をかけた。

 安田祐は6番でボギーが先行しても焦らなかった。8番で10メートルのバーディーパットを沈めると、後半に3バーディー。18番で5メートルを決める2連続バーディー締めで「初日も後半に伸ばせたので、いい流れで迎えられたのがスコアにつながった」とうなずいた。

 他競技からの刺激を力に変えている。最近は女子バレーボールにはまっていて、「テレビをつけたらやっているので、見入っちゃう」。男子の石川祐希(ミラノ)、女子の真佑(フィレンツェ)の兄妹を応援し、「笑顔がステキだなって」。この日の第2R終了時点で女子代表は24年パリ五輪の出場権獲得に王手をかけており「(部屋で)一人なので声は出さないけど、応援している」と笑顔で話した。

 18年ぶりにリーグ優勝したプロ野球・阪神ファンでもあり「(他競技を見ると)すごいなと思うので感動する。刺激をもらえる」という。今大会は小学生から用具を使用する「ダンロップ」の冠大会でもあり「活躍すると注目してもらえる」と初優勝への思いは強い。

 19年11月にプロ入り後、ツアーでは今年4月のフジサンケイレディス2位が最高。00年度生まれ「ミレニアム世代」の安田祐は「チャンスなので、ものにできるように」と果敢に2打差を追う。(岩原 正幸)

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