◆男子プロゴルフツアー ACN選手権 第2日(6日、兵庫・三甲GCジャパンC=7295ヤード、パー72)
首位と3打差の3位から出た、ツアー通算6勝の近藤智弘(三甲GC)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67をマークし、通算11アンダーで1打差の2位に浮上した。連日、強風の中でのプレーにも46歳のベテランらしく冷静に対処し、2日連続の好スコアにつなげた。「風も強くて難しかった。流れもバーディー先行でいけたというところが、何とか粘れただけで、かなり難しかった」と振り返った。
4つあるパー5のホールでは全てスコアを伸ばした。7番ではフォローの風と、グリーンの傾斜を読み切り、今季初のイーグルを奪った。7アイアンで放った196ヤードの第2打を、ピン真横にピタリとつけ「うまく寄った」と会心のショットだった。
予選ラウンドの2日間は自身より先輩の谷口徹(フリー)と同組。「楽しく話しながら、お互い頑張ろうというのはもちろんあった」。近年は20代の若手の台頭が目立ち、ベテラン選手の数も少なくなっている。「同世代がお互い応援し合っているという感じでやっている。自分も余裕がないから、一生懸命頑張ろうという感じ」と40代以上の選手たちで肩を寄せ合い、ツアーを戦っている。
優勝すれば9年ぶり7勝目。手が届く位置で週末を迎えるが「今日の感じが少しでも生かせて、うまくやれればいいな。当たり前に難しいので、思い切ったプレーができれば」と優勝よりも、納得のいくゴルフに集中する。