◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 最終日(22日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)
首位と5打差の8位から出た石川遼(カシオ)が8バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの67をマークし、通算7アンダーで日本勢最高の4位に入った。「今日はショットが良かったので、もったいないミスをしてしまったり、思ったような攻めはできなかった。その中でミスを最小限に抑えることができなくて、浮き沈みがあったので、めちゃくちゃ良かったというようなラウンドではなかった」と悔しさをのぞかせた。
前半を3アンダーで折り返すも、11番でボギー。続く12番では「ダメージが大きかった」という痛恨のダブルボギーで順位を落とした。「セカンドで無理をしなかったのに、3打目で無理することを自分で選択をした。完全に自分が悪いということで落としこんだ」。心を落ち着かせ、上がり5ホールで4バーディーというカムバックにつなげた。
10位以内に入り、2週後の次戦「ワールドワイドテクノロジー選手権」(11月2~5日、メキシコ・ロスカボス)の出場権を得た。「自分としては出場したい」と参戦する意向を表明した。21日には優勝したコリン・モリカワ(米国)と同組でプレー。「飛距離も同じくらいの選手だが、ミドルアイアンを持ったときの強さを感じた。少しずつ差を縮めていけるようにと思う」とさらなる高みを目指す。
13年に海を渡り、米ツアーに挑戦。18年に再び日本を主戦場としたが、米ツアーへの思いは消えていない。「自分自身のレベルを上げていって、PGA(米ツアー)の舞台でプレーができる自分を作り上げていこうと、4~5年間作り直している。遅すぎることはないと信じている」。再び石川が米国で活躍する日はそう遠くない。