「黄金世代」高木優奈、6度目挑戦で涙のプロテスト合格 同学年・原英莉花のエールに応えた


最終プロテストに4位で合格し、成績ボードの名前を指さす高木優奈(カメラ・馬場 秀則)

最終プロテストに4位で合格し、成績ボードの名前を指さす高木優奈(カメラ・馬場 秀則)

◆女子ゴルフ 最終プロテスト 最終日(3日、岡山・JFE瀬戸内海GC=6419ヤード、パー72、参加81人)

 6度目の挑戦となった高木優奈が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算11アンダーの4位で悲願の合格をつかみ取った。ホールアウト後はうれし涙を流した。合格ラインの20位とは5打差でスタートしたが5、6番を連続ボギーでスコアを落とした。「本当にきつかった。どうなることかと思った」と振り返った。

 9番で最初のバーディー。3メートルの下りフックを沈めて、ガッツポーズを見せた。同組の選手から「ナイス」と声もかけられ雰囲気良く後半に入った。「良い組に入れてもらった。怖いもののない2人(清本美波、馬場咲希)が伸び伸びゴルフして、浅田(実那)さんもすごくいいゴルフをしていた。本当に組の3人に助けられて、自分もしっかりいいゴルフができた」。回りに引っ張られ、後半は3バーディーで4位での合格とした。

 1998年度生まれ「黄金世代」の一人。同学年の原英莉花が先月、日本女子オープンで優勝した。その際に「(高木が)プロテスト合格するために勝ってくるわ」と連絡が来たという。有言実行を果たし「このエールさすがに受け取るわ」と応援を味方に悲願を果たした。原はTOTOジャパンクラシックに出場中だが、インスタグラムのストーリーズを更新。「優奈おめでとう この日を待ってた! 苦しい戦いお疲れ様」と6年分の苦労をねぎらった。

 合格者のセレモニー後には、祝福のLINEが174件届いた。合格直後で「遊びに行きたい。女子会がしたい」とリラックスしたいと話すが、来季出場権をかけた1次予選会が21日から始まる。「そこ(予選会)で落ちたら、意味がない。ファイナルに行って、レギュラーツアーも来年、最初から出られるように、そこまでしっかり気を引き締めて頑張りたい」と次の舞台へ視線を向けた。

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