渋野日向子はシード獲得ならず「騒がしいし、安定しない残念な1年だった」 来季も主戦場は米ツアーへ


渋野日向子 

渋野日向子 

◆米女子プロゴルフツアー アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン 最終日(12日、米フロリダ州ペリカンGC=6349ヤード、パー70)

 最終ラウンドが行われ、54位から出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、4ボギー、1トリプルボギーの72と落とし、61位で大会を終えた。ポイントランクは83位で、80位以内の来季シード獲得はならなかった。中継局のWOWOWの取材に応じ「上を目指さないと行けない状況だったので、この結果になってしまって残念」と唇をかんだ。

 12番パー5では2連続でグリーンを下り池に入るトラブルもあった。だが、13番では4メートルを沈め勢いづき、3連続バーディーと見せ場も作った。「最後まで諦めずに、バーディーを取りに行けたことは良かったと思う」とうなずいた。この日の出入りの激しいゴルフを「1年を物語っていたラウンド」と表現。「騒がしいし、安定しないゴルフが1年を通して続いていたので、残念な1年だった」。シード獲得にわずかに届かず気落ちした。

 だが、81位から100位の選手は“準シード”として一定の試合には出場可能。「出られる試合は限られると思う。そこでしっかり結果を残せるように、ちょっとずつでも自分に自信が持てるように、このオフしっかり頑張って、来年もこの場所で戦って、25年シーズンにはシードで出れるように」と来季も米ツアーを主戦場とする。

 8位から出た勝みなみ(明治安田生命)は1つ伸ばし、13アンダーの7位。渋野と同組で回った西村優菜(スターツ)は69で回り、51位に順位を上げた。今年のAIG全英女子オープン優勝のリリア・ブ(米国)が19アンダーで優勝した。

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