◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 指定練習日(28日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)
前週のカシオワールドオープンでプロ初優勝を挙げた鍋谷太一(国際スポーツ振興協会)が、練習場で調整を行った。「優勝した直後は“リアルな夢”じゃないかなと疑っていた。次の日の朝、ドタバタしていて現実かと。夢じゃなくて良かった」と初Vの実感がじわじわ湧いているという。祝福のメッセージや電報、花束も多く届き「想像以上にみんな見てくれた」と喜びに浸った。
日本シリーズはプロ12年目で初出場。「超エリートの大会」というイメージを抱き、出場を喜んだ。この日はコースに出ていないが、10月にラウンド。「めちゃくちゃ難しい。グリーンの傾斜が強いから、ショットが大事になる」と今大会のキーポイントを挙げた。以前回った際、最後に待ち受ける18番パー3(227ヤード)は「やっとボギーという感じだった。(距離が)長いのでダブルボギーもやりそう」と苦戦を強いられたという。
大会初日は稲森佑貴、石川遼と同組となった。初優勝を挙げた際に石川から「おめでとう。フジサンケイ(クラシック)でいいプレーをしていたから、優勝すると思っていた」と祝福されたという。「その言葉だけで泣きそうになった。本当にうれしかった」。憧れの先輩と同じ組から2週連続優勝を目指す。