石川遼、逆転Vへ猛チャージ 首位に1打差 暫定2位に浮上 8番ホールインワン逃す…前半終了、日本シリーズJTカップ最終日


4番、大勢のギャラリーが見守る中、ラフから第2打を放つ石川遼 (カメラ・竜田 卓) 

4番、大勢のギャラリーが見守る中、ラフから第2打を放つ石川遼 (カメラ・竜田 卓) 

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(3日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 前半が終了し、2打差3位から出た2015、19年大会覇者の石川遼(カシオ)が4バーディー、2ボギーでスコアを2つ伸ばして首位に1打差の暫定2位でハーフターンを決めた。首位タイから出た蝉川泰果が14アンダーでトップ、賞金王の中島啓太(ともにフリー)は1つ落として2位に後退し、折り返した。

 スタートの1番パー4で1打目を左バンカーに打ち込んでボギー発進となったが、2番パー3でグリーン右手前に外すもチップインバーディーを決めてガッツポーズが飛び出した。攻める姿勢は変わらず4番パー4でティーショットを左ラフに打ち込んでボギーとしたが、5番パー4で再びバーディーを奪い返した。第2打を1・5メートルに寄せて沈めると、6番パー5で2連続バーディーを奪取。第2打を左手前に運び、3打目のアプローチをピンそばに寄せた。大歓声が沸いたのが8番パー3だ。カップまで約10センチ、あわやホールインワンのスーパーショットがさく裂。バーディーで沈めて、中島、蟬川に1打差で迫った。石川の最終日最終組での優勝は過去18回あり、うち逆転優勝が7回。後半戦に向けて激しい争いを繰り広げている。

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