金谷拓実 後半3バーディー猛追も1差及ばず2位終戦「悔いはない」経験武器に「来年は海外で勝つ」


18番でバーディーパットを外し、悔しがる金谷

18番でバーディーパットを外し、悔しがる金谷

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(3日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 金谷拓実は攻め切った。2打差を猛追した最終日。17番パー5でグリーン右側のラフから約30ヤードの第3打を20センチにピタリ。重圧の場面での一打に「すごい」と観客をうならせた。通算14アンダーとして、首位にいた最終組の蝉川、中島を一時捉えた。先に回った18番では、3メートルのバーディーパットがわずかに届かず1差2位で惜敗。それでも後半に3つのバーディーで67と猛追し「最後まで諦めずにプレーした。悔いはない」とすがすがしい表情で言い切った。

 今季は2勝し、賞金ランク3位で欧州ツアーの来季出場権を獲得。アマチュア日本代表でも共闘し、競技に対する姿勢を尊敬し合う中島とは、賞金王を懸けて争った。し烈なシーズンから学ぶものがあった。「プレッシャーの中、力を発揮できなかったのは弱さ。オフは練習しかない。来年は海外で勝てるように頑張っていく」と金谷。25歳は今季の経験を、来季の飛躍につなげる。(宮下 京香)

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