最終戦Vの蝉川泰果が来季海外1勝&パリ五輪代表へ「結構厳しいので、今よりどんどんうまくならないと」年間表彰式


 今季男子ゴルフツアー最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)で大会最年少の22歳で優勝を果たした蝉川泰果(フリー)が4日、都内で日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式に出席。メルセデス・ランキング賞、イーグル率賞の2冠を獲得した。涙のメジャー初制覇から一夜明け、「朝起きたときのスッキリ感は全然違いました。昨日の優勝の余韻に浸っているんですけど、ここに来られて幸せだなと思います」と笑顔で話した。

 昨季、ツアー史上初のアマチュア2勝を飾ってプロ転向。今季は4月の関西オープンでプロ初V、3日の最終戦最終日では同学年の賞金王・中島啓太らとの激戦を1打差で制し、ツアー通算4勝目を手にした。賞金ランク3位以内の資格で、来季欧州ツアー切符も獲得。来季は、日本ツアーを主戦場としながらも「海外に出る機会がすごく多くなると思うので、そこで1勝するのが目標」と意気込む。

 また、2枠を争う来年のパリ五輪男子代表争いについては現在、日本勢5位につけており「(代表権は)めちゃくちゃ見ています。ただ、現状で(2位の)久常選手を抜くっていうのは結構厳しい。来年、今よりどんどんうまくならないと無理かなとは思っています」と、さらなる成長を誓った。

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