日本女子プロゴルフ協会がスロープレー対策で罰金を設けることを発表 累積違反回数をカウント


ダイキンオーキッドレディスの会場で会見を行ったJLPGA・小林浩美会長(右)。左は小田美岐副会長(大会提供)

ダイキンオーキッドレディスの会場で会見を行ったJLPGA・小林浩美会長(右)。左は小田美岐副会長(大会提供)

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は29日、今季ツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディス(沖縄・琉球GC)の会場で会見を行い、プレーペースに関する規則について新たに発表した。

 今後、ツアー(レギュラー及び下部)で個人イエローカード、バッドタイムの累積違反回数によって罰金が科される。5回以上となる場合は、JLPGAが別途定める講習会への参加義務が発生する。

 競技規則5・6bでは「ゴルフのラウンドは速やかなペースでプレーすることになっている。各プレーヤーは自分のプレーのペースが他のプレーヤーのラウンドのプレー時間に影響を及ぼす可能性が高いことを認識すべきである」(一部引用)と記されている。

 JLPGAが主管および主催する競技においては「2024JLPGAプレーのペースに関する規則」を採用する。これにはプレーヤーの責任が記されるとともに、進行上の正しい位置から外れた状態となった場合、計測の対象になること、イエローカードの提示、罰則などが書かれている。

◆罰則(ストロークプレー)

バッドタイム1回目…警告

バッドタイム2回目…1罰打

バッドタイム3回目…さらに2罰打

バッドタイム4回目…失格

◆累積違反罰(レギュラーツアーの場合)

個人イエローカード及びバッドタイムの回数

▼1回目…注意

▼2回目…10万円の罰金

▼3回目…20万円の罰金

▼4回目…50万円の罰金

▼5回目…50万円の罰金及び講習会への参加義務

▼6回目以降…50万円の罰金

※また、個人イエローカードまたはバッドタイムにより、罰打又は罰金の通告を受けたプレーヤーは、JLPGA競技委員会に対し、不服申し立てをすることができるという。

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