
4番、ティーショットを放つ鶴岡果恋(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス 第2日(1日、新潟・ヨネックスCC=6339ヤード、パー72)
首位と5打差の49位からスタートした鶴岡果恋(明治安田)が10バーディー、ボギーなしの62で回り、通算10アンダーまでスコアを伸ばした。鶴岡がホールアウトした時点で、首位に浮上した。
第1日は49位とやや出遅れた鶴岡はこの日は「裏街道」と呼ばれる10番からスタート。バーディー発進すると、12番から16番まで圧巻の5連続バーディー。さらに18番でもバーディーを決め、大台を突破するハーフ29をたたき出した。
後半も3バーディーを重ねて、18ホールでボギーなし。62のビッグスコアをたたき出した。2016年の第1日にタイのチュティチャイがマークした63の大会記録を1打更新した。
24歳の鶴岡は2018年にプロテスト合格。今年4月のKKT杯バンテリンレディスでは、初優勝した竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)と2打差の2位と健闘したが、まだ、ツアー優勝はない。ランク上位選手が全米女子オープン(30日~6月2日、米ペンシルベニア州ランカスターCC)に出場のため、不在の今大会で、24歳の鶴岡が念願の初優勝に向けてビッグチャンスをつかみにいく。
12位からスタートした新垣比菜(ダイキン工業)も12ホールを消化して、1イーグル、5バーディー、ボギーなしと7つスコアを伸ばして通算10アンダーで首位タイとしている。
1打差の3位には、16ホールを消化した19歳のルーキー菅楓華(ニトリ)が健闘している。
今季、ポイントランク1位の竹田、同2位の岩井千怜(ちさと、ホンダ)、同3位の小祝さくら(ニトリ)、同4位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)、同5位の鈴木愛(セールスフォース)、先週のリゾートトラストレディスを制した同7位の岩井明愛(あきえ、ホンダ)ら多くの上位選手は同週開催の全米女子オープンに出場。優勝争い常連のランク上位選手は不在ながらも、新潟の戦いは、熱く盛り上がっている。